SSブログ

韓国ドラマ ~ 食客2 [愚痴・日記]

WowWowで放送していた韓国ドラマ、食客の最終回が放送されました。料理とかがたくさん出てくるので最後まで楽しくみれました。
このドラマを見て、料理の難しさを感じました。伝統の味を守る事・世界中の人に愛される料理を作る事・心から楽しんで幸せにする料理を作る事。。。そんな料理の色々な側面が絡み合う世界を描いていました。父から教わった伝統を守りつつ、自分らしさを表現する主人公のイ・ソンチャン。外国の人の好みを積極的に料理に取り入れ、革新的な料理を提供する主人公の兄のオ・ボンジュ。それに、有名ではないけど、韓国各地で最高においしい料理を作り続ける名もない料理の達人達。。。それぞれが国の食文化には欠かせない柱となっているんだなって感じさせる終わり方でした。
日本の食文化はどうでしょうか。私達は、和食をどの様に捉えているのか。。。本当に理解して食べ物を食べているのだろうか、と疑問に思いました。コンビニ・スーパーのお惣菜から始まり、ファーストフード等が蔓延する日本の食文化は大丈夫なのだろうか。。。ドラマでも出てきましたが、韓国の家庭では未だに自家製のキムチを作っていて、自分の家庭の味を代々守ってきているそうです。日本では、糠漬けを自分で作る人もいるとは思いますが、キムチ専用の冷蔵庫がある韓国とは違い、本来家庭で作るような漬物でさえ、大量生産されたものに置き換えられてしまっています。
忙しい日本人に、真心を込めて素材から全部作ろうとは言いませんが、韓国人にとってのキムチみたいなものを日本人も守っていくべきなんだと思いました。糠漬けは世話が大変だから、梅酒でもいいんです。その家庭でずっとつくり続けることが出来る何かが必要ですね。
ドラマ食客の中で、死ぬ直前の主人公の父が形見分けとして、息子達に「種醤」を渡し、それが自分達の料亭そのもの、料亭を守ってきた人たちの魂そのものなのだと説明します。つまり、代々受け継がれてきた「種醤」には、先祖の知恵も悲しみも努力も人生も全部注ぎ込まれ、大事に守られてきたもので、たとえ肉体は滅んだとしても、その生き様はその「種醤」の中にあるのだと。「種醤」を守ることは、先祖を敬い、また自分達の子孫にその愛と英知を伝える責任を全うする事なのだと。とても深い考え方だと思いました。
食べものは、空腹を満たすためのものではなく、生き方そのものなのだといわれているようで、凄く反省しました。
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

ゴスペラーズ豚インフルエンザ ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。